”初心者向け”の、ジップロックを使った梅干し作り〜2020年の梅しごと記録〜

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梅干し作りの季節がやってきました! 

今年の梅しごとの準備は、いかがですか?

わたしの今年(2020年)の梅仕事は、5kgの梅を用意し、
1kgは梅シロップに、残りの4kgは梅干しとして、漬けることにしました。

この梅干し用の4kgの梅のうち、
3Lの大きい2kgの梅干しの作り方を、写真とともに紹介します!

途中、昨年の梅の写真も入りますが、写真は更新していく予定です!

この記事に書いてあること
初めて梅干し作りを挑戦する方向けの、とっても簡単なしょっぱい白干し梅の作り方です。

・カビなどの心配をせずに梅を漬けたい方
・手軽に、場所を取らずに梅を漬けたい方
・しょっぱい梅が好きな方

向けの、記事です。

とっても簡単で、ほとんど失敗もしない方法なので、
是非チャレンジしてみてくださいね!

目次

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■ 梅干し作り 用意するもの 〔白干し梅の場合〕

材料

  • 梅 1kg
  • 塩 180g
  • 焼酎 40cc (35度以上のものが好ましい)
  • ジップロックなどの保存袋 2袋以上 (Lサイズの大きいもの)
  • キッチンペーパー (清潔なタオルでもOKです)
  • 新品の歯ブラシ
  • つまようじ
  • 梅の倍の重さのおもし(我が家はペットボトルなどで代用してます!)
  • バケット(あると便利ですが、代用できるものでOK)

材料の補足

写真は2kgの梅を使っていますが、材料は1kgの梅で記載しています。

今回は、【白干し梅】という、しょっぱい梅を作るので、
塩分濃度は18%で作ります。

この塩分濃度が下がれば下がるほど、
梅にカビが生えやすくなるので注意してくださいね。

焼酎は殺菌効果のある35度以上のものが好ましいですが、
ちょっと値段が高いので、私は25度で作っています。
カビが生えたことはないのですが、心配な方は35度以上の焼酎を使ってください。

■ 梅干し作り ①仕込み 5月〜6月中旬

1、梅を用意する

ダンボールに入っている梅
2020年は、3Lサイズの梅を注文しました。2kgです。

まずは、梅を用意しましよう!

時期になると、スーパーなどで1kg 980円ほどで購入できます。

できる限り黄色く熟している梅がいいですが、
もしまだ青い梅の場合は、2日〜3日ほど家で追熟させて、黄色い梅にしましょう。

追熟の方法

買ってきた時のビニール袋の状態では、カビが生えてしまう可能性があるので、大きめのざるに新聞紙を敷き、その上に梅をのせます。
さらに梅の上からも新聞紙を被せて、梅が黄色くなるまで待ちます。
ほとんどの梅が、1日〜2日ほど黄色く熟してくるので、あまり日をおきすぎないようにすることがポイントです。

部屋中に梅の香りがして、幸せな気分に〜 !

2、黄色くなった梅を洗う

水につけたときの梅
水につけると梅にまくができて、宝石のようです!

黄色くいい色になった梅を、水道水で洗います。

優しく水を流し、歯ブラシで毛を撫でながら汚れを取ります。
この時、梅のお尻からヘタの上へブラシを撫でるのがコツです。

ブラシをつかって梅を洗うところ

優しく洗いながら、
傷がないかなどもチェックします!

3、水分を拭き取り、つまようじでヘタをとる

梅を洗ったあとは、
キッチンペーパーを使いながら、梅についた水分を拭き取ります。

しっかりと梅についた水分を取らないと、カビの原因になるので、
ヘタの部分などに水が残っていないか、確認しながら拭いていきます。

楊枝を使ってヘタをとるところ

同時に、爪楊枝などで梅に傷をつけないように、ヘタを取っていきましょう。

ヘタが残っていると、
カビが生えてしまうので、取り残しが内容に注意です!

4、梅に、塩と焼酎を混ぜる

塩と焼酎と梅
500gずつ分けて塩と焼酎と混ぜます

ボールに梅を入れて、焼酎を少しだけそそぎ、
梅の表面を湿らせてから、塩をまぶしていきます。

塩と焼酎がよく混ざっている状態
2〜3回に分けて混ぜている梅

このとき、塩と焼酎は2回〜3回に分けて入れると、
きれいに梅と絡むので、一気に入れないようにします。

梅、塩、焼酎を一気に1kg分混ぜてしまうと、ジップロックに小分けにする際に塩分濃度が変わってしまう可能性があります。
そのため、半分ずつ2回に分けて混ぜ、袋に入れましょう!

梅500g、塩90g、焼酎20ccで混ぜてジップロックに詰め、また残りを混ぜてジップロックに詰めると、濃度が変わってしまう心配はないので、おすすめです。

5、ジップロックに梅を詰める

しっかりと梅の周りに塩がついてきたら、
ジップロックに梅を詰めていきます。

500gの梅は、ジップロックのLサイズがおすすめです。

あまり小さいと、梅酢がうまく絡むスペースがないので注意が必要です。

ジップロックに梅を詰める前に、焼酎を少しジップロックに入れ、
まんべんなく行き渡らせて消毒してくださいね。

ジップロックに詰めた梅

ボールに残った塩や焼酎も、残さず全て袋にそそぎます。

ジップロックに詰めた梅

梅酢が漏れてきてしまったときのために、
ジップロックを二重にしておくと安心です!

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6、ジップロックの空気を抜く

ジップロックの空気を抜いたところ
500gずつに分けた梅です。全部で4袋できました。

ジップロックを密閉するために空気を抜きます。

私の場合、ストローを使って空気を抜く方法を使用していますが、
アルコールをかなり吸い込むことになるので、
アルコールが苦手な方には、あまりおすすめではありません。

ストローを使わない方法としては、
大きなお鍋に水を張り、そーっとジップロックの下から水にしずませていく
空気が抜けて密封状態を作ることができます。

ただし、水が入ってしまわないように注意が必要です。

ジップロックは、上下しっかりと閉じてくださいね!
過去に上の部分がしっかりと止まっておらず、梅酢が漏れてしまっていた経験ありです。。。!

7、重石をのせて、保存

全てジップロックに詰め終わったら
1ヶ月ほど、カビが生えていないかチェックをしながら待ちます。

この時、梅の倍の重さのおもしを乗せて、梅酢を出します。

1kgの梅であれば、2kgの重石を乗せます。
私はペットボトルなどで代用していました!

1日に2回〜3回ジップロックを裏返しにしたり動かして、
満遍なく梅酢と梅が絡むようにします。

2日〜3日ほどで梅酢が梅の半分くらいまで上がってきたら、
重石ははずして大丈夫です。

空気が入っていたらこまめに抜いて、
土用干しの日まで待ちましょう!

■ 梅干し作り ②天日干し 7月〜8月

・3日以上晴れの日に干す

天日干しをしている梅
※注意※2019年の写真です。更新予定。

梅雨が明けて、天気予報で
3日以上晴れが続く日を選んで、梅を天日干しをしていきます。

できるだけ朝早いうちに梅を並べて干し始めるのがコツです。

ざるなどを使うのもおすすめですが、
私はコールマンのハンキングネットを使っています。

3段分、干すところがあるので、
狭いバルコニーでもたくさんの梅を干すことができるので、便利ですよ!

また、ネットでカバーされていることで、
虫やカラスなどからも梅を守ることができます。

・1日2回ほど上下を返す

天日干しをしている梅
※注意※2019年の写真です。更新予定。

梅の皮が下の容器やネットとくっついてしまうのを防ぐために、

梅が乾くまでの間は、1時間に1回ほど上下を返すのがおすすめです。

梅の皮はとっても柔らかくて、破れやすいので、
慎重にそーっとひっくり返してくださいね。

梅がだいぶ乾いてきたなと感じたら、
だいたいお昼前に1回、夜に1回ひっくり返します。

・1日目はお部屋の中へ

梅は、1日目の夜は梅をお部屋にしまい、
2日目の朝にまたお日様の陽に当てるために外に出します。

2日目の夜はそのまま外に出し、3日目を超えて、
4日目の朝に取り込みます。

ハンキングネットを使うと、
S字フックが上についているので、出し入れが楽です!

・梅酢も1日だけ外に干す

梅酢も、1日だけお日様の光に当ててあげるといいと言われています。

わたしも初めの1日だけはラップをかけて外に出し、
2日目以降は冷蔵庫で保管をしています。

■ 梅干し作り ③食べごろ 3ヶ月〜半年後

3日干しが終わったら、保存容器に戻してあとは待つだけです。

だいたい半年後くらいからが食べごろですが、
塩がまろやかに感じるのは1年後くらいからでした。

じっくり気長に待ってから、梅を楽しみましょう!

ちなみに、干した梅は、
梅酢に戻すと皮がふっくら柔らかくなり、
梅酢に戻さず保存をすると、しっかりとした皮の梅になります!
お好みでどうぞ!

■ おわりに

5月になると、そろそろ梅が出回る頃かな?と、いつもワクワクしています!

梅干し作りは、難しいと言われていますが、
塩分濃度に気をつけて、こまめに観察してあげれば、
初心者の方でも、十分美味しい梅を作ることができます!

さらに、ジップロックで空気と触れないように梅をつけることで、
梅干し作りの最大の敵、”カビ”ができないように対策にもなります。

完熟した梅の甘い香りを楽しめる作業でもあるので、
ぜひお気軽に、挑戦してみてくださいね!

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