オープン当初から話題になっていた、丸福樓。
丸福樓は、元々任天堂の本社の建物で、ずっとそのままの状態だったところをリノベーションしたホテルです。
仕事で京都に行く予定があり、たまたま一部屋だけ空いていたので、これは運命!ということで、宿泊してきました。
丸福樓に入った瞬間、まるで時空が変化したような、タイムスリップしたような感覚に包まれ、任天堂の歴史も、京都の歴史も感じながら、素敵な時間を過ごすことができました。
撮影したたくさんの写真と共に、丸福樓をご紹介します。
この記事は、2023年2月に宿泊した時の記録です。
状況、情報等は変更している可能性がありますので、最新情報はホテル公式HPより確認をお願いいたします。
京都にたたずむ、丸福樓とは
丸福樓は、ポケモンなどのゲームの会社で有名な任天堂の元本社で、実際に職場として使われていた事務棟のほか、住宅棟や倉庫棟の3棟が新たな空間としてリノベーションされたホテルです。
創業当時からから京都の鍵屋町で使われていた屋号「丸福」から「丸福樓(まるふくろう)」と名前がついたのだとか。なんだか縁起の良い名前!
歴史ある建物には、こだわりや歴史がしっかりと残しつつ、新しい令和の風も流れているそんな建物です。
丸福樓のラウンジ
丸福樓のラウンジは、チェックインの時のゲストラウンジと、ゆったりとくつろげるダイニングラウンジの2ヶ所用意され地ました。
ダイニングラウンジは、安藤忠雄氏が手掛けたデザインのインテリアで、えんじ色とダークブラウンの落ち着いた空間になっていました。ついつい長居してしまうくらい、心地の良い空間です。
ラウンジにがたっぷりのドリンクコーナ。もちろんアルコールも。
京都酒造のビールは、泊まるタイミングによって変わるようですが、個人的にお気に入りの週休6日がいただけて最高でした!このビールはすっきり苦味も軽く、本当においしい!
ワインやコーヒー、そしてちょっとした焼き菓子も。
いくつも食べちゃいたいほど美味しいおやつをいただきました。
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宿泊は既存棟の「バルコニースイート」
さて、今回宿泊したのは、入り口から一番遠い建物、既存棟の最上階のお部屋のバルコニースイートルーム。
3階のお部屋なので、階段が苦手な方は少しきついかもしれませんが、とても素敵なお部屋だったのでおすすめです。
ちなみに、丸福樓のルームキーには、任天堂の看板モチーフのキーホルダーが付いていて重厚感ばっちり。
そしてキー自体もとてもレトロで、ホテル好き&建物好きはテンション上がります。
三角屋根のコンパクトなワンルーム
バルコニースイートのお部屋は最上階なので、天井が三角屋根になっていて開放感抜群!
お部屋は一面赤色のカーペット、深い茶色の柱やインテリア。
レトロながら、雰囲気があり、高級感のあるお部屋です。
ゆったりソファを中心に、後ろにはダブルサイズのベッド。
ちょうど滞在したのが冬だったので、このコンパクトな空間が温かみがありとても落ち着きました。
ちなみにダークブラウンのウッドに真鍮が使われたインテリアが、個人的にドストライク。
スピーカーでゆったりとラジオを聴きながら過ごすのが最高でした。
インダストリアルなインテリア好きにはたまらない!
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メインでもある 、開放感のあるバルコニー
今回宿泊したのは2月の下旬。
まだまだ京都は冬で雪もちらほら降っている時だったので、バルコニーにはあまり滞在することができなかったのは少し安念ですが、暖かい季節はバルコニーで夕涼みも良さそうな空間。
広さはもちろん、このタイルの感じや外壁がいいですね。
ダブルシンクのシンプルな「パウダールム」
バスルームとパウダールームはとてもシンプル!
白で統一されていて無駄がなく、清潔感がありとても好きな空間です。
ダブルシンクなのは、ふたりで泊まる時はとても嬉しい!
アメニティ
アメニティとして、クレンジングや化粧水などが一泊分用意されていました。私のお肌がもっちもちに!
身軽に旅行したいわたしにはとても嬉しいサービス!
恋人に内緒でサプライズステイの時でも安心ですね。
ルームウェアとふかふかバスローブ
コットン素材でセパレートタイプのルームウェアは着心地最高です!
そしてホテルステイ好きはルームシューズは要チェックポイントのひとつ。最高にふかふか!細部のところもこだわりが感じられるのがいい!
バスローブには、MARUHUKUROの刺繍入り。
お風呂上がり、湯冷めせずに体を温めてくれます!
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オールインクルーシブ
丸福樓はオールインクルーシブ。
お部屋の冷蔵庫には、たっぷりとドリンクが用意されているのが嬉しい!
ちなみにラウンジのドリンクもお部屋に持ってきても良いそうで、のんびりホテルステイしたいタイプの私には十分すぎるサービスです。
コーヒーや日本茶、ちょっとしたスナック菓子や羊羹も。
ライブラリーとセルフで楽しむBar
丸福樓といえば、安藤忠雄氏が設計監修した、新築棟にあるライブラリーとセルフで楽しめるカウンターバーも注目。
任天堂の歴史と、アート作品がギュッと詰まった空間になってます。
歴史を感じられるライブラリー
1889年創業の任天堂は、もともとは京都で小さな花札を製造・販売する会社でした。
そこから日本初トランプの製造をはじめ、国内最大のカードメーカーへ成長した会社です。
任天堂の始まり「カルタ」から、ゲームボーイまで、レプリカが展示されていました。
これ知ってる!懐かしい!これ持ってた!
そんな会話ではずむこと間違いなしです。
ふと手に取った本にはきっと何か意味が込められているのかと錯覚していまいそうなほど、異空間なライブラリー。
新しいアイデアが浮かんできそうです。
セルフバー
ライブラリーの横には、おしゃれなカウンターバーが。
こちらは、セルフでアルコールを楽しめるバーになっていて、様々なウイスキーを楽しめる空間になっていました。
明るい時間も素敵でしたが、夜もぜひ。
晴れていればルーフバルコにーもおすすめです。
食材にこだわりのある食事
食事は料理家・細川亜衣氏が監修している、離れのレストラン「carta」にて
dinner
落ち着いた空間でいただく、旬の食材を使った夕食。お酒もたっぷり。
男性には少し物足りないかな?という感じですが、優しいお味で美味しくいただきました。
morning
朝食も「carta」にて。和食、洋食と選べたので、ひとつづついただきました。
ふわっふわの厚さのある食パンはとても美味しかったですが、個人的に和食のが好きでした。
lunch
チェックアウトのあとは、めずらしい昼食(軽食)も付き。
軽く食べていこうかなと思っていたのですが、思いの外美味しくボリューミー。
次回も泊まったときはぜひ食べてから帰りたいなと思うほど、素敵なサービスでした。
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丸福樓について
アクセス
〒600-8126 京都市下京区正面通加茂川西入鍵屋町342番地
TEL:075-353-3355
URL:https://marufukuro.com/
予約はこちら
建築好きな人に泊まってもらいたい
オープンから気になっていた丸福樓。
温かみのある建物、インテリアは、2月のまだ寒い季節ということもあり、なんだか任天堂として働く人を見守っていた時代にタイムスリップしたかのような、そんな空間でした。
ゲーム好きで任天堂に思い入れがある人はもちろん、建築や歴史が好きな人に泊まって欲しいホテルでした。
次回は新館に泊まってみたい!
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